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今治 ~しまなみ海道体験を胸に刻んで~

遂に到着です。「ゴーォォォーーーール」と、頭の中にサッカー実況のような絶叫が響きました。いやホントに。橋を渡る、文字にするとたった4文字なのに、どうしてこんなに嬉しくなるんでしょう。ひとつ自分の精神的なステージが上がったのではないかと思えるような達成感です。

僕の頭の中に響いた絶叫。それは単純な僕の中にだけ現れる祝福ではないし、渋谷さんには渋谷さんの、このルートを渡った方みなさんにそれぞれの形で現れます。そう確信できるほど濃密さがこの道にはありました。しまなみ海道恐るべし。いやいや、しまなみ海道素晴らしい。ありがとうしまなみ。グラッッチェしまなみ。アイラブユーしまなみ。ラブ&ピース。ああ、上手く説明できないけれど走ってよかった。これからきっと真人間になって、家族や会社のみんなを困らせないように生きていきます。雨ニモ風ニモ、夏の暑さにも冬の寒さにも不平不満を言わずに。

と、幾多の挫折に心を凍らせ、世の中を斜めに見ては酒を飲み世間様に悪態をつく、氷結チューネンのオッサンの心も溶解させてしまうしまなみ海道の魔力、やっぱり“恐るべし”のほうがキャッチコピーとして妥当かもしれません。

てなわけで、午後5時。無事に今治側の橋のたもとにある、サイクリング施設「サンライズ糸山」に到着。爽やかな達成感と、心地よい疲労をカラダに刻み、冬のしまなみ海道を風神のごとく駆け抜け、鈍牛のように食べ抜いた「サイクルハウスしぶや~しまなみ遠征隊」(名前がどんどん変わってるけど)の「しまなみ島旅」は、ひとまずここにフィナーレを迎えたのでありました。

最後になりますが、これを読んだみなさんも、いつか“しまなみ”を走ってみてください。自転車を楽しむたくさんの方々に、そう伝えたくなる。この気持ちをきっと共有できると我々は思っています。

しまなみ海道を巡る、サイクルハウスしぶやチームの肉体と精神の軌跡を余すところ無く記し、そして書きすぎたために、そもそもなんの紀行なんだかよくわからなくなってしまうこと度々の、駄文にお付き合いくださり(最初から辛抱強くお読みになられた方は特に)ありがとうございました。

その後、この体験をもとに、サイクルハウスしぶやでは、みなさんとしまなみ海道を一緒に走る企画を考え、集ったみなさんと楽しんでいます。不定期の開催ですが、ご案内を見られた方で興味を持った方は、サイクルハウスしぶやにお気軽にご連絡ください。

みなさんと一緒に、素晴らしいしまなみ体験ができることを、スタッフ一同願っています。
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大島 ~まさにクライマックス! 世界一の来島海峡大橋に挑む~

いよいよ来島海峡

さあ、思わぬアクシデントで時間をロスしてしまいましたが、いよいよ来島海峡の走破に向かいます。

来島海峡大橋の全長はなんと4105メートル! その巨大さはいままでの橋が霞むほど。そして3連の吊橋は世界でもこの橋が初めてとなるのだとか。その威容にはただ圧倒されてしまいます。

橋の長さが規格外とすれば、橋を渡るための自転車用スロープもまた規格外の長さ。しまなみ海道の推奨ルートの海抜で一番高い地点は実は、この来島海峡大橋の第三大橋。つまりその高さまでなだらかな勾配で上がらせるのだから、必然的にスロープの距離も長くなるという理由なのです。

渋谷さんの迅速なチューブ交換のおかげで、なんとか滑り込みで日没前に海峡に挑むことができた我々は、どんどん迫ってくる来島海峡大橋(正確には自分達が迫っていっているんだけどね)を眼前に鼓動の高鳴りを感じるのでありました。さあ、クライマックスの始まりです。

自転車と軽車輌の専用スロープ
これだけでも十分ドデカい、自転車と軽車輌の専用スロープ


来島海峡大橋
この辺で全長の半分くらいの高さ。


来島海峡大橋
やっと上りきりました。


来島海峡大橋の眺め
路面はちょっとした島の頂上よりも高いところを通っています。


自転車通行料金は200円
距離が長い分、自転車通行料金はしまなみ海道最高額の200円!


来島海峡大橋
振り返ってみてもやっぱり、先は見えません。橋の部分を渡るだけでも優に15分くらいはかかりました。


巨大な造船所
四国本土に渡るとこそには、これまた巨大な造船所が。


今治側のスロープ
ジェットコースター気分の今治側のスロープ。もちろん長~~いんですが、前方の女性は一体どこからどこまで歩くのだろう。


渡りきりました
渡りきりました。感動のひとときです。


サンライズ糸山
今夜のお宿「サンライズ糸山」に到着。

大島 ~四国上陸目前、マジすか!? のトラブルが発生!~

さて、リフレッシュも終えていよいよ来島海峡を横断です。「太陽よまだ沈まずにまっとれよ~」とペダルを勢い良くペダルを踏み出し颯爽と進むこと100メートル。後ろを走っていた渋谷さんから声がかかった「あれ、おたみ君、リアタイヤ空気抜けてない?」
 
あれ? さっきの休憩までなんともなかったのに。自転車を降りて良くみると僕のBD-1のリアタイヤが見る間に空気が抜けていって完全なパンク状態に。よりによって最後の最後でパンクとは。トホホ。

だが、ここからの対応が違うのがサイクルハウスしぶやチームの強さ。コンパクトにまとめた工具類と交換用のチューブを取り出し、すぐにピット作業を開始です(もちろん渋谷さんがですが)。

パンク修理
即席の野外ピットで特急修理


「あーこれだね、悪さしたのは」と渋谷さんが見せてくれたのは、ほんの小さな砂の粒のような石コロ。どこにでも転がっているこんな小さな石に、8分以上山が残っているタイヤがパンクさせられてしまったのだ。

パンクは特に珍しいことではないけれど、やっぱり旅のアクシデントにはそれなりの準備が必要です。僕には幸運なことにわずか10分でチューブを交換してくれるスーパー自転車ドクターと、スペアパーツがあったけれど、ここは瀬戸内海。自転車屋さんも数えるほどしかなければ、不便な場所でアクシデントに遭遇してしまったら、公共の交通機関も使えないのだ。

転ばぬ先の杖の大切さを、図らずも痛感することになった我々。みなさんも遠出の際には、空気入れと、チューブ交換ができる工具を忘れずにお持ちくださいね。


パンクの原因は小さな石
犯人はこんなにちっちゃな石コロでした。


【お店からのお知らせ】
サイクルハウスしぶやでは、輪行の際に必要なツール類や、使用方法のアドバイスをしています。遠出にチャレンジしたい。という方はお気軽におたずねください。

大島 ~クライマックス目前! 気力と体力が試される修業の道~

さて、お腹も膨れた我々は木浦地区を後に次なる島、大島を目指します。

伯方島から大島に渡る橋は、全庁840メートルの伯方・大島大橋。2本の橋脚で結ばれた吊橋(つりばし)です。道も広めで快適だけれど、陽の傾きが早い冬の午後は、まるでイカロスのごとく太陽に向かって直進。これがまた空気も澄んでいるから眩しいこと、海からの照り返しもあるので目の弱い方はサングラスをご用意されたほうが無難かもしれませんね。

伯方・大島大橋
冬の太陽が照り付けます。


ジキルとハイド?
「ジキルとハイド」なんてことを言いたいわけでななくて、コントラストをご理解いただくためのショットです。


大島方面から伯方島
大島方面から伯方島を眺めて。どこまでも澄んだ冬の青空


無事大島への入島を果たした我々。尾道から数えて7つ目(岩城島も入れます)の有人島です。いよいよ今治のゴールまでカウントダウンも間近です。

船折瀬戸の対岸を走る海岸沿いの道を走ると、幸運を運ぶといわれる白鷺(しらさぎ)の姿が「おお、これは吉兆ですな親方様」なんてことを昔の村上水軍なら言ったのかもしれませんが、ちょっと気分が盛り上がります。


白鷺
限りなくグレーに近い白鷺。ま、これも気分ですから・・・。奥は能島


大島は別名伊予大島とも呼ばれる、面積40平方キロほどの島。平成の市町村合併で現在は愛媛県今治市の一部です。

伯方・大島大橋を渡って2キロほどは海峡を眺めながら、平坦な道を行きます。宮窪の集落の入り口を右に曲がるとしまなみルート。まっすぐ友浦港に向かうと村上水軍博物館などがありますが、今回は寄り道せずに右折です。

愛媛県今治市の一部

ここからは島の内陸部のなだらかな上り坂を進みます。上り坂の距離は約2.5キロ。まあ、なんてことないか。と思ったのですが、このなだらかさ意外と足にきます。またグリップを握る力も、お尻や背中も一日中走っていると夕方前には疲労がたまってくるので、実は踏ん張りどころです。

寄り道ばかりしていますが、途中で宿泊も要れてペースに余裕を持たせている我々でもやっぱり疲れるので、ミニベロor折りたたみで一日50~60km程度のサイクリングを計画される方、チームに脚力や持久力に不安のある方がいる場合は余裕を持ってペースを作ってくださいね。

左右にぐらぐらと揺れながら、えっちらおっちら坂を上りきった我々でありました。

大島島内のコースはそのほとんどが国道317号と併走路。自転車は専用道路が整備されているので危険なことはありませんが、石が特産なので運搬用のトラックなどが通るとホコリにまみれることもありそう。また内陸部はカーブも少なく、しまなみ海道ではスピードを乗せやすいルートでもあるので、スピードの出しすぎにはくれぐれもご注意を。

さて、宮窪から内陸の吉海地区に入り、いよいよ最後の来島海峡大橋まで後わずか。

…の手前にまた緩やかな上り坂。やってくれますな大島。しかしここはもう気力で乗り切ります。ちなみにこの辺ではもうほとんど我々に会話はありません。ただ、ただ、残りの力をペダルに注ぎ込みます。

来島海峡大橋まで後わずか
ついにここまできました(泣)

ほとんど休憩を入れず約30分。峠を越すと、ついに来島海峡大橋が見えてきました!

いやすごい。ちょっと感動です。だって橋の向こうが見えないんだから。澄んだ空気の中でも遥か向こうが蜃気楼のようです。緩やかな上り坂の後は、ご褒美の緩やかな下り坂。勾配に自転車を預け、自然なスピードで下りながらしばし感慨にふけったひとときでした。

いきいき館
開店している日はきっと込み合う道の駅「いきいき館」


ダイナミックな風景
日本にあるとは思えないようなダイナミックな風景


大島では休憩を入れていなかったので、来島海峡大橋のたもとの下田水港にある「道の駅 いきいき館」で小休憩。時間は16時だけれどシーズンオフの平日のせいか定休日なのか、道の駅は既にクローズ。どことなくひんやりとした雰囲気です。港には今治市の中心部と島とを結ぶフェリーが滑り込み、また引き返す船に乗るための車が集まってくる。

しまなみ海道の他のどこともまた違う光景。こんなダイナミックな景色にはそうそうお目にかかれません。と、いうわけで渋谷さんと、ここまでノートラブルで来た「Bromptonサイクルハウスしぶや しまなみスペシャル」の功績を称え、記念写真をパチリと一枚。 疲れも吹っ飛びます。

記念写真

船折瀬戸を眺めて

群雄がせめぎ合っていた時代のロマンを感じつつ、伯方島を走ること約20分、目的地の木浦に無事到着。

ここまでくる道すがらには活魚割烹や鮮魚をうたう店がちらほらあって、どこもとても魅力的だったわけですが、我々が目指しているお宝グルメは「鯛の塩釜焼き」でも「アクアパッツア」でもなく意表をついてラーメン。そうです。あのツルツルズルズルのラーメンです。

到着したのはラーメン「さんわ」さん。しまなみ海道には珍しいラーメン専門店で、我々の目指す獲物はこの店の塩ラーメン。もちろん博多の塩をベースにしたスープがウリです。既に時間は13時30分、ハラペコの我々はさっそく伯方の塩をふんだんに使った塩ラーメンの実食に向かったのでありました。

伯方の塩ラーメン
これが伯方の塩ラーメン


「おお、塩がしっかり効いているけど塩辛さに丸みがあって旨いね、ズルル」と渋谷さん。

コク旨ラーメン
こちらコク旨ラーメン


「ですね、こっちのコク旨塩ラーメンなんてさらに海老の風味やスープに深みがあって旨いっス。ずびびび」とわたくし。

お互いひとこと感想を伝えた後は「ズババババ、グビグビ、ズズッゾゾッ」という短いハーモニーとともに瞬く間に間食。しまなみ海道の塩を使ったご当地ラーメンで、サイクリングで汗をかいたカラダに“美味しい塩”の補給となりました。

少し走行距離はありますが足を伸ばす価値のある味でした。ぜひご賞味を。


ラーメン三和オリジナルの万能ダレ
オリジナルの万能ダレも発見しました。


ラーメン三和
ラーメン三和(さんわ)
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