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岩城島 ~青いレモンの島 岩城島へ~

さて、つかの間のチーム解散騒動を乗り越え、無事合流した我々はいよいよ今夜の投宿地、岩城島へと向かいます。海峡を挟み対岸に見える岩城島は目測で1キロ無いくらいだろうか。造船所のドッグ以外に明かりは少なく、かすかに山の稜線が浮き上がって見える。小さい島だけれど今晩の宿は島の裏側なので、口には出さないけれど実は結構疲れている我々は、宿に連絡をして対岸の港まで車で迎えに来てもらうことにした。

フェリーから降りてくる人、人、人。

なんだか人の気配がしない島だな~。などと思いながら船を待っていたが、港に滑り込んできたフェリーのゲートが開くと、そこには意外な光景が。

人、人、人なのだ。どこもかしこも人がいないな~。なんて言っていたギャップが多分にあるのだが、溢れるような数の人々が船から下りてくる。その光景はテレビでいつか見た戦後の引揚げ船。または、ドッキリ番組でいきなり何百人もの人が道を塞いで迫ってくるおふざけ企画みたいな。いままで実際に見たことのないような風景だ。

どうやらこの方たちは造船所で働く人々で、ちょうど帰宅ラッシュだったそうなのだが、静かな島の夕暮れとカーキ色の男達の群れとの対比に一瞬、時間と空間のコンパスが方角を見失ったような不思議な気分になった。むむむ、しまなみは奥深いなぁ。
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岩城島 ~海の幸、山の幸自由自在。呑めちゃう民宿「よし正」~

岩城島についたのはとっぷり日が暮れた18時過ぎ。

まっくらな道を走るのもちょいとしんどいので、今夜の宿「よし正」さんの車に迎えに来てもらいました。もちろん自転車はワゴンの荷台にサクっと折りたたんで。こんな時「ああ、折りたたみ自転車でよかったなー」と毎度思うのであります。

走りだした車はぎゅんぎゅんと島の中央に向かって長い坂を上っていきます「ああ、本当に車に乗せて良かったな~」今回は更に実感がこもっておりますが。

「よし正」さんは岩城島の中心部から路地を入っ場所にある民宿。民宿とは行ってもエレベーター完備の5階建ての立派な建物。到着すると、既に食事の時間なので部屋に入り着替えをして、さっそく食堂へ。この食堂は居酒屋も兼ねているので泊まりの客以外の方々で賑わっている。カーキ色の作業着の若い男性達はやはり造船の人たちだろうか。木をふんだんに使った暖かい色調の食堂は、ここが瀬戸内海の離島だということを一瞬忘れさせるようなイマドキ感と活気に溢れていた。そしてなによりも驚かされるのはそのメニューの豊富さ。

「あ、あそこ良いらしいね~」道中であった人に今日の宿を訪ねられたとき「よし正」の名前を出したときの反応が大概こんな感じだったので、期待はしていたんです。

はい、確かに。

でもそれにしてもメニューの多いこと。注目すべきは海の幸だけでなく山の幸も豊富なこと。「媛っこ地鶏」「岩城島産レモンポーク」など、しっかりお肉も用意されております。地魚に肉に特産のレモン。とくればもう何も言うことはありません。ということで我々も早速今日一日の無事を祝し、宴へと突入したのでありました。

「よし正」本日のおすすめメニュー
見よ!この充実ぶりほとんど地物です


お刺身
お刺身(1泊2食プランの夕食です)


金目鯛(たぶん)の煮付け
金目鯛(たぶん)の煮付け(1泊2食プランの夕食です)


カキフライ
カキフライ(1泊2食プランの夕食です)


レモンポークの塩焼き
レモンポークの塩焼き(追加)脂の甘さが印象的。


島豚特別部位メニュー
ね、そそるでしょ?


媛っこ地鶏の塩焼き
媛っこ地鶏の塩焼き(追加)地鶏の歯ごたえはたまりません。


アサリの酒蒸し
アサリの酒蒸し(追加)


地蛸のグリル
地蛸のグリル(追加)


シーザーサラダ
シーザーサラダ(追加)

さあ、がっちり呑んでやるど~。とフガフガと鼻息荒く息巻いていたのも束の間、カラダは自分が思う以上に疲れているらしく、お腹が膨れると、ほどなく眠気が迫ってきてウトウトzzz。。。となってきたので、痛飲の手前で宴を終えました。ご馳走様でした。ああ満腹、極楽。

目が醒めると、澄み切って良く晴れた朝だった。
まだ明けきっていない朝もやの中、昨日の雨で出来た水溜りをよけながら港に出ると。そこには美しい瀬戸内の港が広がっていた。

瀬戸内の港

岩城島の朝は早い。港には朝の井戸端会議に熱心な老人たち。船の待合所には通勤や通学の人々がフェリーの到着を待っていた。

ほどなく今治に向かう高速船が港に滑り込んでくる。降りてくるのは作業着の労働者、船に乗り込むのは学生服やスーツの人々。島で毎日繰り返されるなにげない光景に、島に暮らすことの現実を少しだけ理解できたような気がした。

今治の高校まで通う学生
岩城島は愛媛県。なので今治の高校まで通うのだろう。


朝焼けにたたずむ
朝焼けにたたずんでみたりして。

岩城島 ~「よし正」流岩城島の楽しみ方。~

よし正に戻り、渋谷さんと朝食。定番の和定食をいただく。滋味深く美味しい。食後昨夜は厨房で忙しく働いていて、話す機会がなかった若主人とおかみさんを捕まえてインタビュー。

「よし正」若主人とおかみさん
テレビ雑誌の表紙みたいですが、青レモンを持って一枚(若主人とおかみさん)


大阪の誰もが知っている有名割烹で修業をした若主人は、食材を料理のための部品のように加工して使う、料亭の手法ではなく、食材の姿かたちを活かした素材の味で勝負したいと思い、このメニューに辿りついたそうだ。なるほど納得であります。

そして島の楽しみ方をおかみさんに聞くと、なんとお勧めされたのはパラグライダー。島の中央にある積善山は、桜の名所として有名なほか、パラグライダーのメッカなのだそうだ。アクティブな大旦那さんもチャレンジしているそうなので、興味のある人は宿でコーディネートをお願いすると良さそうです。

そしてさらにさらに、取って置きの楽しみ方が! 宿泊客は島の向かいにある無人島のビーチに宿の船で往復わずか1000円で送迎してくれるのです。そして弁当なども追加で用意してくれるのだ。

こりゃぁもう辛抱たまりません。当然「もう自転車おいてさ、島にいっちゃおうか?」と予想通りどちらからとも無く予定変更の提案がなされるわけですが、

「よし正」外観

いかんいか~ん。これじゃ1週間あっても四国本土に辿りつけませんよ。

「ここで店のお客さんとかみんなでバーベキューとかしてさ」と尽きること無い遊びのアイデアをしっかりと胸に抱き、岩城島への再訪を心に誓ったのでした。「よし正」さんお世話になりました。

宿のおぼっちゃまくんたち
宿のおぼっちゃまくんたち。美味しいもの食べてすくすく育ってます。


活魚民宿「よし正」
http://www.yoshimasa.jp/
愛媛県越智郡上島町岩城1540番地
TEL0897(75)2267
FAX0897(75)2185
フリーダイヤル0120-37-4403
 
※自転車は玄関や屋根のついた場所に保管ができるので、予約の際に伝えておくとベターです。

岩城島 ~「で、何でレモンが青いの?」の答えを探して岩城島サイクリング~

さて、お腹も収まったし、天気もばっちり。さあ出発です。夜になって島に入った昨日は見えなかった島の輪郭がやっと見えてきました。島の面積は約9平方キロ。千代田区を一回り小さくしたくらいでしょうか。島の中央には桜とパラグライダーの積善山。標高370メートルなので、お気楽サイクリングの我々としては無論敬意を表し、その勇姿を遠くから瞼に焼き付けたのでありました。合掌。

てなわけで、朝陽を背中に受けながらの南回りの海岸沿いを本日も快調にスタート。

冬でも暖かい瀬戸内海の朝陽
冬でも暖かい瀬戸内海の朝陽を受けて快走。


「やっぱり青いレモンの島だからレモンを見ないとね」と渋谷さん「そうっすね。でもなんでレモンが青いんでしょうね?」当然答えなど我々は持っていないわけですが、写真に収めたように島のあちこちにこんな光景が広がっています。

レモン
え?黄色く見えるって?


青いレモン
近くから見るとこんな感じ。青いでしょ。


後で確認してみると、秋から春にかけて収穫するレモンはそもそも樹木になっているときは、青色から始まるのだとか。つまり、新しいレモンというわけなんですね。ふむふむ。

そして果汁もたっぷり、かつ甘みも有り、皮も柔らかくて加工品にも使えるなどなどなかなか達者なニクいやつなのである。

では、何故青いレモンにお目にかかる機会が少ないのかと言えば…。

作ってないんですって、国内ではほとんど、レモンを。

あえて倒置法で書く必要もござんせんが、これが背景にある大きな理由のようです。みなさんは覚えてらっしゃいますか?「牛肉・レモン輸入自由化問題」ただでさえ少ないレモンの栽培農家も減り、今やレモンはそのほとんどが輸入レモンなので、国産の、しかも新鮮な青いレモンにお目にかかる機会が少ないのです。以上、青いレモンに隠された重大機密のスクープに迫ってみました。

岩城島の農道
小唄のひとつもくちずさみたくなる気持ちよい農道


島内を走ること約40分、ぶらぶら写真を取ったりしながら生口島への港が見えるところまで到着。

岩城島はしまなみ海道からは外れているので、自転車専用道路の整備が無く、多少アップダウンがきついところもあるけれど、島内は車がほとんど走っていないのでサイクリストにはお勧め。特に果樹に囲まれ、農道を走るときの心地よさはまた格別です。

みかんも
みかんもこんなにたわわ♪(奥に見えるのは生口島)
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