FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

尾道グルメが止まらない~いつまでたっても尾道から出られませ~ん

千光寺を降りて我々は、尾道ポタリングを続けた。一応リサーチも兼ねているわけだから、地元の自転車屋さんを訪問したり、しまなみ海道の資料を探したりと、それなりに時間も費やしたわけだけれど、しかしこの街は美味なるものの誘惑が多い街だ。伝統的と格式を備えた老舗や、瀬戸内の魚料理を看板に掲げた料理屋、モダンなカフェやレストラン。地域の生活に密着した大衆食堂、往時の繁栄をしのばせる充実した飲み屋街。
とさすがに全国レベルの観光地だけあって我々のポタリングも、寄り道につぐ寄り道の連続。それはポタリング派にとってあたかも難攻不落の城を攻めているような、幸せな苦難を感じたのでありました。いやいや楽しい街です。

商店街で出会った「でべら」
商店街で出会った「でべら」正式な名称はタマガンゾウヒラメだそうです。さっそく購入。

しかし、ロングスローサイクリングと銘打ったとしても、楽旅だとしても時間は時間。
時間は早くも夕刻に差し掛かっていたことをようやく確認した我々は、後ろ髪をひかれつつ本日の宿へとチェックインに向かったのでした。

まるでテーマパーク、駅前から船で向島へ。

今日の宿を対岸の向島に取っていた我々。なぜわざわざ便利で楽しい、尾道ではなくて海をはさんだ向島に行ったかというと、そこにはもちろん極めて合理的な理由があるのです。

自転車を連れて、船に乗りたかったから

・・・大丈夫です。体もアタマも正常です。どうかご心配なさらずに。
尾道は坂の街であると同時に、海の街でもあります。坂の下の細長い海岸沿いは面積も限られていて、500メートルに満たない海峡で越しに接する対岸の向島(むかいしま)には、多くの市民が暮らす住宅街が広がっているのでした。そしてその海峡を渡る交通手段が船というわけなのです。
 
この渡船は尾道駅を出たロータリーの直ぐ先や、市街地の中心部からも出ていて日常の交通手段として、道路的に使われています。どのくらい日常的かといえば、時刻表が無いくらい日常的な交通手段です。正確に言えば「頻繁に運行」という表現なわけですが、運行時間中は常にピストン輸送を繰り返しているわけです。尾道市民は気軽に自転車や車を乗せて、尾道と向島を行き来しているわけです。

だからこんな楽しい交通手段に出会ったことの無い我々が興奮するなというのも無理な話。
船を使いこなす尾道市民の日常をちょっと真似したくなって向島を選んだ。というのが理由の真相なのでした。

古刹風デザインの駅前渡船
古刹風デザインの駅前渡船。信心深いですな~。


駅前渡船
普通にみなさん自転車を載せています。

駅前渡船

船内の乗務員さん
切符がないので、船内で乗務員さんに運賃を支払います。


わずか5分たらずの船旅は、しかしドラマチックだ。離岸して遠く離れる尾道の街並みを後ろにおいやりながら、流れの速い海峡をすべるように進む渡船、対岸の船着場に接岸するのかと思いきや船はさらに運河へと分け入る。狭い運河は東京なら日本橋が掛かる日本橋川の半分くらい幅で、ほとんど江戸の掘割を進むチョキ船のような感覚。ディズニーランドのジャングルクルーズのような川幅のスリリングさといえば解かるだろうか。

向島の船着場には自転車がところ狭く停められていて、船着場というよりは駐輪場のよう、この島の人々の多くは乗り場まで自転車できて、船に乗って尾道の市街地や尾道駅に行くのだろう。

船着場
船着場。というか自転車置き場ですな。


本日の宿は船着場から200メートルほどのB&B。B&Bといっても、ここは広島だし、着いて早々「もみじ饅頭」の車も見たからといって、もちろんあの漫才の名コンビのことではありません。ベッド&ブレックファストの略ですのでお間違いの無いように。

本日の宿のB&B
本日のお宿


また脱線しましたが、とにかく今夜のお宿に無事チェックイン。この宿の詳細はまた別に書くのでここでは割愛して、荷物を若干軽くした我々は、また尾道の市街へとトンボ帰りしたのでありました。


それにしても尾道は不思議な街です。しまなみ海道の完成から10年。向島と尾道の間はそれ以前から尾道大橋で結ばれ、いまや船はいくつかの交通手段のひとつ。今みられる光景は、多くの文人や映画人が筆や映像に残したかったものと比べてずいぶん様変わりもしたのでしょう。市街地にはいまどきのレストランがそこかしこにあって、市民の方々だって傍目にはなんら都会の人たちと変わりない。でも、船着場で黙々とその日上がった小魚を捌く人達や、渡船で帰宅する赤い自転車のセーラー服の女子高生など、ときおり出会う光景に、古い日本映画なのかそれとも中国の海辺の街なのか、現代の日本とは思えない光景がフラッシュバックするのでした。 ああ旅情。


船着場で小魚を下ろす人たち
船着場で小魚を下ろす人たち


夕暮れの渡船
夕暮れの渡船。学校帰りの高校生とすれ違う。
スポンサーサイト

テーマ : ポタリング - ジャンル : 旅行

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。